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青森の刺し子 BORO(ぼろ)

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みなさまはBORO(ぼろ)をご存知でしょうか。
BORO(ぼろ)とは、民俗民具研究家の田中忠三郎氏が広めた青森の「ボロ刺し子」のことです。
いまやBORO(ぼろ)はテキスタイル・アートとして世界的に評価されています。


青森県の「刺し子(さしこ)」には、津軽地方の「こぎん刺し」、南部地方の「菱刺し」があります。
伝統工芸として知られている「こぎん刺し」「菱刺し」は伝統的な技法によって模様が施された「美しい装飾の刺し子」です。

田中忠三郎氏は足を使って「こぎん刺し、菱刺し、裂き織り」などを収集しておりましたが、中でも心惹かれて多く集めていたのは、農民や漁民が身につけていたツギハギだらけの衣類や丹前(布団)などの「ボロ刺し子」でした。

「布をつぎ(はぎ)、布を重ね、刺し子を施し、布の強度を高める」
青森の貧しさの象徴ともいえる「ボロ刺し子」は、恥ずかしいものだとして表舞台に出ることなく、その文化や歴史は消し去られようとしていました。しかし、時代は変われどもボロを捨てることができずに仕舞っていた人も多く、そこに光を当てたのが田中忠三郎氏だったのです。


「BORO(ボロ)=ボド、ボドコ」

津軽弁で丹前(布団)は「ドンジャ」、集落によっては着物などの衣も「ドンジャ」、古布や布屑を「ボド、ボドクズ」、布を重ねて刺し子を施した衣類なども「ボド、ボドサシコ」、津軽弁では いとおしい物や動植物などに「〜コ、〜ッコ」と愛称をつけることから「ボドコ」とも云われていました。それらを全てまとめて、津軽弁「ボド」の語源だと思われる「ボロ(襤褸)」として広めたのが田中忠三郎氏です。
襤褸(ボロ、ぼろ)・・・古布。ぼろぎれ。つづれ。ツギハギの衣。

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田中忠三郎氏が40年間で集めたBORO(ぼろ)は3000点以上に上るといいます。
現在、故田中忠三郎氏が収集したうち国有形民俗文化財の刺し子着物は県立郷土館で保管されています。


2008年頃、田中忠三郎氏が訪ねて来られました。人柄の良さが滲み出ていて、自己紹介をされたあと「ボロを探している」とおっしゃいました。昔のものは大切に残していましたが、あまりに汚かったので1年前に全部処分しました。と言ったら「汚いほど良いのですよ」と言い残して、残念そうに帰られました。
後に、外国では田中忠三郎氏が集めたBORO(ぼろ)が「テキスタイル・アート」「ヴィンテージデニムのようだ」と称賛されていると知り、そこでようやく「ボロ」の貴重さに気がついたのでした。

BORO(ぼろ)を広め「刺し子」や「裂き織り」に注目を集めるきっかけを作ってくださった田中忠三郎氏を誇らしく思います。

NHK 美の壺 file159「青森のBORO(ぼろ)」


刺し子 柄

2018年ワールドカップ日本代表ユニホームには、藍染めの濃紺に刺し子柄がプリントされています。刺し子は生地の強度を高める伝統的な技法なので『強くする』という要素を表したデザインなのだそうです。

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我が家の BORO(ぼろ)

2011年に大正〜昭和中期頃のBORO(ぼろ)を見つけました。藍でしぼり染めした綿地に裏地を重ねて刺し子を施しています。全部処分したと思っていましたが、2着だけ残っていました。80年以上経っていて、保管状態が悪かったのにも関わらず、藍染めだったので虫食いがほとんどありませんでした。
「あおもり藍」の製品⇒あおもり藍産業協同組合

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「こぎん刺し」や「菱刺し」のように技法を身につけていなくても、専用の針・糸・布を準備していなくても、思い立ったら古着にハサミを入れ、普通の針・糸さえあれば「布をつぎ、布を重ね、刺し子を施す」の方法で「ボロ刺し子」ができます。ラグマットなどの日用雑貨を「ボロ刺し子」にしたら、おしゃれかもしれません。




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